人は時々自分が見えなくなる『モン・ロア 愛を巡るそれぞれの理由』

作品概要

この作品は第68回カンヌ映画祭で、エマニュエル・ベルコが女優賞を受賞、第41回セザール賞首相8部門にノミネートされました。

 

スキー場で転倒して大けがをした弁護士のトニーは、リハビリセンターの医師に心の話をされます。ひざの痛みは心の痛みと連動すると聞かされ、トニーは思い当たる節がありました。

トニーは、心から愛したジョルジオとの過去を振り返ります。10年前トニーは学生時代にアルバイトしていた常連客で密かに憧れていたジョルジオと再会します。レストランの経営者ジョルジオは、トニーのことなどまったく覚えていませんでした。ところがバツイチになり、以前より大胆になったトニーは、印象的なアプローチでジョルジオの心を掴みます。

その後は進展が早く、二人は電撃的に結婚します。ところが、結婚するが早いか、次々と事件が起こります。ジョルジオの元カノのアニエスが自殺未遂を図ります。責任を感じたジョルジオは、アニエスのもとに通うようになります。逆上したトニーは、アニエスには構わないと約束するジョルジオを無視して家を出ます。弟ソアルの家に行き、冷静になったトニーはジョルジオに謝りますが、ジョルジオにアニエスの世話をするといわれてしまいます。

トニーの激しい一面を知ったジョルジオは別に部屋を借り、最低限のものを持ち込み、喧嘩したときに使うと言います。ところがトニーがその部屋を訪ねてみると、そこには何から何までそろえてありました。トニーが一人残された部屋では、突然、裁判所執行官が訪ねてきて、ジョルジオの債務不履行を理由にトニーの大切にしている家族の想い出の家具まで持ち去ってしまいます。

息子が誕生し、平和な日が戻ってくるのも束の間、息子の名前でひと悶着置きます。そしてジョルジオが言い張った名前の発案者がアニエスと知り、愕然とするトニー。仕事相手と約束していると家を出て、翌朝別宅で女と眠るジョルジオ。さらに、昔からドラッグをやめられないというジョルジオ。

ついに、トニーは離婚したいと申し出ます。ひざの痛みが回復していくなかで、これらのことを振り返るトニー。

 

キャスト・スタッフ

監督・脚本     アイウェン

製作        アラン・アタル

撮影        クレール・マトン

 

主演        バッサン・カッセル    ジョルジオ

エマニュエル・ベルコ    トニー

共演       ルイ・ガレル        ソラル

イジルド・ル・ベスコ    ハベット

クリステル・サン=ルイ・  アニエス

オーギュスタン