映画『ひるなかの流星』結末と感想

1.あらすじと結末

主人公は、田舎で育った女子高生の与謝野すずめです。すずめは、親の海外転勤という理由で東京に住む叔父、諭吉に預けられ、一緒に暮らすことになります。すずめは、慣れていない東京で、叔父の家に行く途中、迷ってしまいました。そこですずめは、怪しい男から声をかけられます。すずめは逃げますが、途中で熱を出して倒れてしまいます。

 

気が付くと、すずめは叔父の家にいました。すずめは自分を助けてくれたのが、あの怪しい男であることを叔父から知らされます。あの怪しい男と叔父は、親友でした。すずめは、その怪しい男から「ちゅんちゅん」という不思議なニックネームをつけられてしまいます。

 

翌日、登校したすずめに「ちゅんちゅん」と話しかけてきたのは、あの怪しい男でした。ですが、この男、実はすずめのクラスの担任、獅子尾でした。

 

すずめの学校生活が始まります。初めはなんだかんだあって、仲間外れにされたすずめでしたが、隣の席の馬村と友達になり、クラスに打ち解けていきます。そして、すずめは、次第に自分のピンチをいつも助けてくれる獅子尾を慕うようになります。一方、獅子尾の方はというと、獅子尾もすずめのことが好きになります。ところが、馬村もすずめを特別視し、先生と生徒の奇妙な三角関係が展開されていきます。さまざまなことがあって、すずめは獅子尾に告白するも、玉砕、振られてしまいます。教師と生徒です。好意があったとしても、そこは許されない関係です。

 

獅子尾に降られた帰りに、すずめは馬村と出会います。そこで、馬村は「お前、俺のことを好きになればいいのに」と告白します。その後、また獅子尾の告白や馬村の告白が入り乱れて、最終的にすずめは、馬村を選びます。

 

すずめは、馬村と一緒に沖縄旅行に来ていました。でも、すずめは、心の片隅に獅子尾への想いを残していたのです。そこへ、獅子尾が入院したという知らせが舞い込んできます。馬村に送り出されて、すずめは東京に戻ります。東京では、獅子尾が最後の告白をします。かつては両想いだったことを、すずめも再確認します。ところが、すずめは、獅子尾との恋を過去の恋として、獅子尾の想いを受け入れられないと告げます。獅子尾もそれを了承します。

 

一方、沖縄では、馬村が東京に戻ったすずめを案じていました。ところが、そこにいないはずのすずめが現れ、馬村に向かって話し出します。獅子尾に対する想いを断ち切れなかったことと今の正直な気持ちです。そして、すずめと馬村は接吻します。

公開は、2017年3月24日の予定です。

 

2.スタッフ・キャスト

監督は『Life 天国で君に逢えたら』(2007年)、『潔く柔く きよくやわく』(2013年)、『四月は君の嘘』(2016年)の新城毅彦です。

 

主演は『俺物語!!』(2015年)、『PARKS パークス』(2017年4月22日公開予定)の永野芽郁です。

 

共演は『THE LAST MESSAGE 海猿』(2010年)、『BRAVE HEARTS 海猿』(2012年)、『カノジョは嘘を愛しすぎている』(2013年)の三浦翔平、『ROAD TO HIGH&LOW』(2016年)、『HIGH&LOW THE MOVIE』(2016年)の白濱亜嵐、『桜ノ雨』(2016年)、『暗殺教室 卒業編』(2016年)、『殿、利息でござる!』(2016年)の山本舞香、『HIGH&LOW THE RED RAIN』(2016年)の小野寺晃良、『WOOD JOB(ウッジョブ)神去なあなあ日常』(2014年)、『悲しみの忘れ方 DOCUMENT ARY of 乃木坂46』(2015年)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(2015年)の西田尚美、『ツナグ』(2012年)、『悪夢ちゃん THE 夢ovie』(2014年)の佐藤隆太などです。

 

3.感想

馬村は、終始いい男で印象的でした。最後は期待を裏切られて、獅子尾とハッピーエンドではなく、馬村とゴールインでした。しかし、それは良い意味での裏切りで、なかなかよい結末であったと思います。その後、6年間の交際を経て、馬村は指輪を用意して、すずめにプロポーズしようとします。馬村は、本当にすずめを大事にしてきたことがうかがい知れます。

映画『サクラダリセット 前篇・後篇』あらすじと感想

1.あらすじ

サクラダリセットは住民の約半数が特殊能力を保持している超能力者の閉ざされた都市咲良田で、能力者によって生ずるトラブル対応機関、管理局の管理下で強力な能力を有する学生が所属する奉仕クラブのメンバーの一人、浅井ケイを主人公とした人間模様を描いた物語です。

 

主人公、浅井ケイの能力は「記憶保持」でした。その浅井は、春埼美空と行動を共にしていました。春埼の能力は「リセット」と呼ばれ、3日間時間を巻き戻して、「すべてをなかったこと」にすることができました。もちろん、能力制限もありました。「リセット」は「セーブ」した時間にしか戻れないこと、「リセット」から24時間は「セーブ」できないこと、リセット後、人々だけではなく春埼も「すべてがなかったことに」なった時の記憶を失うことなどでした。ただし、浅井だけは例外で、「リセット」しても、記憶保持能力によって、記憶をとどめていました。そのような彼の能力によって、未来を変えることができました。

 

2年前、「リセット」の影響で同級生の相麻菫を死なせてしまいます。それは浅井が春崎に「リセット」を指示して24時間以内であったため、過去を変えることができず、相麻を生き返らせることはできませんでした。浅井は相麻を生き返らせるため、仲間を集め、管理局に対してクーデターを起こしたものの、失敗します。

 

そして、現在。高校1年生になった浅井は、春埼と一緒に管理局からの依頼を受けて、それを遂行しています。次に登場してきた村瀬陽香は、浅井と春埼を危険視します。そのような村瀬の能力は、触れたものを「消す」能力でした。村瀬の「消す」能力によって浅井は一度、死にますが、予め計画していた「リセット」により甦り、最終的に村瀬を仲間に引き入れます。

 

さらに、浅井と春埼は、浅井の後輩で相手の能力を「封じる」ことのできる岡絵里、管理局のシステムの一部である老女、魔女、10分間写真の中の過去を再現できる老人、佐々野と関係することになります。管理局創立メンバーの2人、魔女と佐々野は愛し合っていました。ところが、管理局が魔女の「未来視」をシステムとして必要とするため、魔女は一生、監禁されることになっています。魔女も佐々野もそれを承知のうえで、生きている間の一週間だけでも自由に暮らそうと約束していました。余命少ない魔女の願い、佐々野との約束を守るため、浅井と岡の能力が必要となります。

 

浅井は魔女を脱出させ、佐々野のところに送り届けようとします。ところが、浅井と敵対する岡は、春埼の能力を「封じ」ます。「封じ」たとしても、「リセット」方法を忘れただけであったため、浅井は津島や村瀬の協力を得て、春埼の封印を解除します。そして、春崎は能力を取り戻し、魔女と佐々野を逃がすことに成功します。魔女は浅井に「相麻も未来視だった。」と伝えます。浅井は相麻を生き返らせることにします。

後篇は、管理局対策室長、浦地正宗が登場してきます。

 

魔女がいなくなったことで、管理局は未来視による危機対応能力がなくなります。そのため、管理局が能力により起こるトラブル対応が困難になります。そこに登場してくるのが、管理局対策室長、浦地正宗です。彼の目的はサクラダリセット、咲良田から能力をなくすことでした。

 

咲良田で能力暴発が発生しますが、黒幕は浦地でした。能力が危険なものとされた場合、管理局は咲良田から能力をなくすという決断をする必要が出てきます。浅井は相麻の能力によって浦地の計画を知ります。そして、浅井は浦地の計画を阻もうとします。浦地は計画に従って能力の暴発事故を起こさせます。それは、管理局の決断を止められないものにするためです。一方、春埼は隔離されているため、「リセット」は使えません。このままでは、浅井には事態を変えられず、咲良田から能力がなくなってしまいます。それを阻止しようとする浅井。

 

浅井と浦地の対話機会が設けられます。浅井は自分が能力を管理すると申し出て、浦地に協力を求めます。浦地は了承し、自分と握手した後に加賀谷とも握手せよと求めます。加賀谷は「時間を止める」能力を持っていました。浅井が加賀谷の手を握れば、時間が止まり、浅井の負け、握らなければ交渉が決裂してしまいます。ところが、加賀谷が能力の使い方を忘れたため、浅井が加賀谷と握手しても時間は止まりませんでした。

 

浅井は、加賀谷を説得します。その結果、浅井は加賀谷の同意、支持を取り付け、サクラダリセットの阻止に成功しました。浦地は、浅井の協力者になりました。

 

前篇の公開は、2017年3月25日、後篇の公開は、2017年5月13日です。

 

2.スタッフ・キャスト

監督・脚本は、『神様のカルテ2』(2014年)、『トワイライト ささらさや』(2014年)、『先生と迷い猫』(2015年)の深川栄洋です。

 

主演は、『ミュージアム』(2016年)の野村周平です。

 

共演は『オケ老人!』(2016年)の黒島結菜、『きょうのキラ君』(2017年)の平祐奈、『俺物語!』(2015年)、『14の夜』(2016年)、『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』(2017年3月11日公開)の健太郎、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(2016年)、『PとJK』(2017年3月25日公開)の玉城ティナなどです。

 

3.感想

人口の約半数が超能力者の都市、咲良田を舞台として、次々と展開するストーリーがスリリングで興味深いものです。また、春埼が「リセット」能力を行使したとき、自分もリセットされてしまい、「リセット」したことすらも記憶にとどめていないという点に新鮮さを感じました。

 

サクラダリセットは人間の内面を浮き彫りにしていくといわれているらしいですが、さまざまな人の思惑や人間模様がテーマになっているのだと感じました。