松方弘樹主演『真田幸村の謀略』感想

結論から言えば、演技はともかくとして、配役、内容はいまいちでした。中学の頃、一度見た映画で、真田幸村と真田十勇士が好きな私は、喜び勇んで映画館に行ったものです。

 

唯一の見どころとしては、ラストに真田幸村が家康の首を討つところでしょうか。その直後に幸村は鉄砲隊に打ち殺されますが、死場を派手にするのもこの時代の映画らしいといえば映画らしいですね。この家康、討たれてしまいますが、影武者だったのでしょうか。というのも、家康が幸村に首をはねられる描写は、残念ながらこの『真田幸村の謀略』以外では見たことがありませんから。それに、家康が影武者であったならば、鉄砲隊が守らないのもわかるような気がしますし。

 

映画の冒頭では、あおい輝彦さんの演じる猿飛佐助が星の中から出てきます?星に変化していた?隕石ではなかったし、尾も引いていなかったような。星は落ちなかったですから。こんな忍法も使えるというところでしょうか。この時代、冒頭が宇宙からというのは、アニメ以外では新しいですね。あるいは、アニメの影響を受けたのかもしれません。実写では斬新といえば、斬新。

 

後、真田十勇士。海野六郎のガッツ石松さん、三好伊三入道の真田広之さんはまあよいとして、三好清海入道が秋野暢子さん。紅一点というのは、ねえ。まあ、女の武器というのは戦場では意表の付くものかもしれませんが、そこはあまり記憶にない。柴田錬三郎の『真田十勇士』を読んでみると、真田十勇士というのは男性で巨漢なのですよ。秋野暢子さんはどう見ても、ガッツ石松さんや真田広之さんのような働きはできないような。

 

それから真田幸村が隻眼になっているのも、おかしいですね。『柳生一族の陰謀』の影響が強すぎたのでしょうかね。隻眼の幸村なんて、他の作品では見られないような気がします。隻眼の幸村は、つくり過ぎている感があります。幸村に関していえば、1985年~1986年NHK放映の『真田太平記』の草刈正雄さんの演じる真田幸村は結構好きでしたが。

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