映画『しゃぼん玉』のあらすじネタバレ感想は?林遣都はラストどうなる?

2017年3月に京都シネマ、テアトル梅田、シネマート心斎橋他で上映される本作品は、乃南アサのベストセラー小説『しゃぼん玉』(2008年)新潮文庫を元に実写映画化された作品です。

 

1.あらすじ

主人公、伊豆見翔人は都会に住む23歳の青年ですが、いつもイライラしていて、人生には不満ばかりあるようでした。浪人して入学した大学は中退し、アルバイトは数日と持たない状態でした。

 

生活もそのような状態で、伊豆見は女性や老人を狙った通り魔や強盗傷害などの犯罪に手を染めるようになります。ところが、ある日、ナイフで、はずみで老人に大けがをさせてしまい、伊豆見は盗んだバイクやヒッチハイクをして逃げます。逃亡の末、宮崎県北部の山村にたどり着いた伊豆見はけがをした老婆スマに出会います。最初はこけている原付を盗んで乗っていこうとした伊豆見は、スマに呼び止められます。

 

仕方なく伊豆見は、スマを家に送ります。スマは1人暮らしでした。スマを放っておけない伊豆見は、不平を漏らしながらも、スマを病院に連れて行きます。スマと一緒に村に戻ると、村人たちは伊豆見をスマの孫だと勘違いします。ところが、そのことを、スマも否定しませんでした。伊豆見はそのまま、スマと暮らすことになりました。最初は、「いざとなれば、金を奪って逃げればいい。」と考えていた伊豆見がいくら探しても、金目の物はありませんでした。

 

また、今度はシゲ爺に声をかけられて、シゲ爺の手伝いとして山菜取りなどの労働にチャレンジすることになります。今まで何も継続することができなかった伊豆見は、シゲ爺に叱咤激励されつつ、次第に作業に慣れ、まじめに取り組むようになります。そして、伊豆見は失いかけていた人間性を取り戻し、これまでの自分を省みます。

 

ある日、突然、スマの息子が帰ってきます。息子はスマに暴力をふるい、金を要求します。そのような状況にこらえきれず、伊豆見はスマをかばいます。息子と伊豆見は激しい口論になりますが、近所の人々が来て、結局、息子は帰ります。このことが引き金になって伊豆見は、罪を償い、人生をやり直す決意をします。

 

祭りの最終日に、伊豆見はシゲ爺に送られて交番に向かいます。

 

2年後、伊豆見は仮釈放になり、スマたちのいる宮崎県北部の山村に戻ってきます。シゲ爺にスマの様子を尋ねると、元気そうだということがわかります。その日は、祭りの前日でした。村の人々は、伊豆見を温かく迎え入れました。

 

公開は、2017年3月4日です。

 

2.スタッフ・キャスト

監督・脚本は、東伸児です。

 

主演は『HIGH&LOW THE MOVIE』(2016年)、『にがくてあまい』(2016年)の林遣都です。

 

共演は『あん』(2015年)、『君の名は』(2016年)の市原悦子、『女子ーズ』(2014年)、『デスノート Light up the New world』(2016年)、『もっと猟奇的な彼女』(2017年)の藤井美菜、『DOG×POLICE 純白の絆』(2011年)、『図書館戦争』(2013年)、『9つの窓』(2016年)、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)の相島一之、『千の風になって』(2004年)、『トリック 劇場版2』(2006年)、『ダイヤモンド』(2012年)、TVドラマ『鬼平犯科帳』シリーズの綿引勝彦などです。

 

3.感想

人は1人では、よくないです。人々とかかわり合い、評価され、認められることで、正しく生きていけるのだと感じました。伊豆見の場合も同様、村の人々に正しく向き合ってもらえたから、道を誤らずに済んだのではないかと思います。

 

当初の伊豆見は、すさんでいました。そのため、自分より弱い老人や女性をターゲットとしたひったくりのような犯罪に手を染めていたのです。すさんでいたとか、何と理由をつけても所詮、言い訳にすぎません。どのように転んでも、そこから一歩前進ということにはなりません。ただ、そのような犯罪に手を染めていても、怪我をしたスマを放っておくことができず、不平を並べながらも、病院に連れて行ったという一面はありました。その一面が人生を変化させることにつながったのです。都会ではなかなか味わうことのできない人々の温かさに触れたことも、伊豆見が自分のこれまでの人生を省見る発端になって、彼の心境に変化をもたらしたのです。

 

しかし、誰にも認められない、評価されない人など、この世にはいっぱいいます。伊豆見にも、もっと強く生きてほしかったです。

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