乃南アサのベストセラー小説映画化『しゃぼん玉』予告編だけでも感動しそう

2017年3月に京都シネマ、テアトル梅田、シネマート心斎橋他で上映される本作品は、乃南アサのベストセラー小説『しゃぼん玉』(2008年)新潮文庫を元に実写映画化された作品だ。

 

通り魔や強盗傷害などの犯罪に手を染めてきた主人公、伊豆見翔人。逃亡の末、宮崎県北部の山村に迷い、怪我をした老婆スマを助けることに。雨の中、こけているスクーターを起こし、振り返る伊豆見。スマ「ぼ~う。ええとこへ、来た。やれ、助かった。」

 

家で、スマ「ありがとう。ほんに。」スマの家に居座るようになる伊豆見。伊豆見寝巻のままで、「ばあちゃんさあ、ここどこ?」スマ「そりゃあ、あんた、宮崎やわ~。」食卓に並ぶ郷土料理。食事する伊豆見、「うまい。」スマ「あんた、そのはしの持ち方、直したがえ~どぅ~。」茶碗を置いて、はしを見つめる伊豆見。

 

百姓姿でスマ、「ぼ~う。」寝間着姿でくつろぐ伊豆見。村人やスマと交流しているうちに、伊豆見の心が和らいでいく。村人「あんた~、まだ、そんなかっこうしとるんだかぁ~。」シゲ爺「わしの手伝いせんか?」「じいちゃんの」服を着替えて山に登る伊豆見、「ああ~。」シゲ爺「しっかりせんか。」

 

そんなある日、10年ぶりに村に帰ってきた美和と出会ったことによって、自分の犯した罪を自覚・意識し、人生をやり直そうとするというあらすじだ。美和「いいなあ。自由な感じで。」伊豆見「しゃぼん玉みていなもんかな。風に吹かれて。ふらふらするだけ。帰る場所がないだけで。」村人「よかったよ。みっちゃん元気になってぇ~。」「何か、あったんすか?」村人「あのね~。通り魔にあったとよ~。それで、ショック受けてね~。」

 

公開された予告編を見て、逆起こしにして、脚本の練習をしていたわけではないが、練習にはなる。

 

脚本・監督の東伸児さんは大分県出身だから、方言の感覚が身についているんですね。筆者も、シナリオを練習するといつも、関西弁やら京都弁が出てしまう。シナリオの師匠からは、「標準語で書いてください。方言は方言で、ちゃんと直す係の人がいます。関西弁で書くと、落とされることもありますよ。」と教わった。

 

予告編を見ていると、宮崎北部の水というか、人々の温かさまで伝わってくる気がする。なかでも、市原悦子の演じるスマ、綿引勝彦の演じるシゲ爺がよかったなあ。藤井美菜の演じる美和とのやり取りもよかった。是非見てみたい作品だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です