『スイッチ・オフ』あらすじネタバレとラストの感想

本作品は、ジーン・ヘグラド原作『森へ 少女ネルの日記』(1997年)早川書房が実写映画化されたものです。

1.あらすじネタバレ、ラスト

カリフォルニア北部の森の中。ロケ地は、わかりませんでした。姉エバと妹ネルは、父とともに森の中で自然に囲まれた生活をしていました。ところが、ある日、突然、世界中の電力が消失してしまい、電気も電話もラジオまで使用できなくなります。戦争が、始まったのです。父親は町の学校で校長をしていたのですが、戦争で学校が閉鎖になり、収入源が奪われました。そのため、それまでは、町へ行けば生活物資が手に入ったのですが、その生活物資が入手できなくなります。3人は不便な生活を強いられながらも、家族で力を合わせて家庭菜園を作ったりして、生活していました。とこらが、ある日、父親が大けがをして亡くなってしまいます。姉妹は社会と完全に切り離された森の中で泣き暮らしていました。無理もないことですね。

 

 

 

 

 

 

 

そこにネルに恋心を抱く少年イーライが二人の様子を見に来ます。イーライはネルと恋に落ちます。東部ではまだ、電気を使っているという噂があったので、姉妹に一緒に東部まで行こうと誘います。ネルはイーライと一緒に行くことに賛成しましたが、姉のエバは森を離れることに反対します。ネルは姉のエバを置いてイーライと旅立つことにしましたが、たった一人で森に残った姉を見捨てることができず、森の中に戻ってきます。

 

その後、大きな事件が二人を襲います。姉のエバが、誰とも知れない男にレイプされたのです。エバは無気力になり、ショックで無感覚になってしまいます。ネルは生き延びるために、父親の残してくれた家庭菜園を広げ、新たに野菜の種をまいていきます。暗闇に逃げ込んでいたエバは、野菜を育てることで次第に癒されていきます。そんなある日、エバが妊娠していることがわかります。ネルは驚きますが、エバは落ち着いていて産むことにします。ネルは、亡くなった母が残した蔵書からカリフォルニアの自生植物についての本を見つけ出して、薬草になる植物や食用になる植物が見分けられるようになります。エバが野菜だけしか食べていないため、鉄分不足で出産に支障をきたすと、ネルは父親のライフルを持ち出して、猪を撃ち殺し、肉をさばいてその肉を干して干し肉を作りました。その干し肉を食すると、エバの血色は改善しました。

 

 

出産した後、熱を患って母乳の出ないエバに代わって、ネルは自分の父を赤ん坊に吸わせます。ネルの乳は赤ん坊に吸わせているうちに、母乳が出てきました。エバの熱も下がり、母乳が出るようになった頃、ネルは母乳を止める薬草を飲み、セコイヤ洞に入って眠ります。

ラストは、姉妹がこれまでの「文化的な暮らし?」を捨てて、住居に火を放ち、セコイヤ洞に移住することにしたという結末になっています。

 

公開は、2017年3月4日です。

 

2.スタッフ・キャスト

監督は、『キット・キトリッジ・アメリカン・ガール・ミステリー』(2009年)のパトリシア・ロゼマです。

 

主演は『X=MEN』シリーズ、『JUNO ジュノ』(2008年)、『インセプション』(2010年)のエレン・ペイジと『アクロス・ザ・ユニバース』(2008年)、『ダイアナの選択』(2009年)、『レスラー』(2009年)のエバン・レイチェル・ウッドです。

 

共演は『アレクサンドリア』(2011年)、『ホーンズ 容疑者と告白の男』(2015年)のマックス・ミンゲラ、『X-ファイル 真実を求めて』(2008年)、『天才スピヴェット』(2014年)、『ブルーに生まれついて』(2016年)のカラム・キース・レニー、『ザ・コール 緊急通報指令室』(2013年)のマイケル・エクランドなどです。

 

3.感想

ラストは、いまいち、希望が持てないような気がします。続編はあるのでしょうか。子供が大きくなって成長したあかつきには、町に出て行ったりして。

 

後は、姉妹が逞しく生きる姿が描かれていると思います。父親が亡くなったときは、母親もすでにこの世の人ではないので、二人だけで生き抜かなければなりません。心細かったでしょうし、切なかったでしょう。ところが、その後の姉妹が逞しいのです。小麦がなくなったら、どんぐりから小麦の代用物を作り、紅茶がなくなれば、ハーブティーを作ることを覚えます。姉の鉄分不足が気になったら、妹のネルは猪を狩りに行って、肉をさばき、干し肉を作り、それを姉のエバに食べさせます。このような姉妹だからこそ、劣悪で過酷な自然環境の中でも生き抜けられるのでしょうが、すごいですね。

 

ただ、わからない点もあります。見知らぬ誰かもわからない男を避けるため?物騒であり、女性にとっては危険な存在かもしれませんが、これまでの自分たちの住居に火を放って人が住めない状態にしておいて、さらに森に入っていき、子供の頃の遊び場だった洞窟に移住するというのは、どうしても理解できません。森の恩恵にあずかるためかもしれませんが、洞窟では冬場は寒いかもしれませんし、ドアも鍵もありません。それは、私が「文化の中」で暮らしているからかもしれません。ただ、どうしても、ラストが釈然としないのです。

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